VX PocketとPowerBook G3でダンス公演! VX PocketとPowerBook G3でダンス公演! 6mmが消えきらないのは、MDやCD-Rのエラーに対するバックアップですね。 6mmだってテープが切れたらどうすんだ、と言われますが、回りの諸先輩方にお聞きになって下さい。 大体、もう6mmが生産されなくなって過去のものになってしまった今だからこそ敢えてヒドイ言い方をしますが、本番中にテープが切れるなんて、編集が下手くそだからです。スプライシングテープのせいにすることが多いですが、私、1年365日毎日いちどに9台のテレコを回し続けるという気の狂いそうな公演の現場に何年も携わってましたが、一度もテープが切れたことなんてないですよ。 また、昔、文化放送の「吉田照美のてるてるワイド」という、学生に超人気のラジオ番組で、ペーペーのスタッフをやっていましたが、生放送のラジオ番組でのテープ編集っていったら、そりゃ修羅場でしたが、スタッフの皆さんコンマ何秒の世界で神業のようなテープ編集をしてのけてました。 編集時にはそりゃもう、工芸品を創る匠の技でしたね、私の先輩や師匠は。 これでテープが切れるわきゃない、ってなもんです。 話が横道にそれてしまいました。 もちろん、舞台図から仕込み図、スケジュール、お金の相談、もろもろをこなすのに必要なのですが、最近は、デジグラム社のVX PocketというPCカードを手に入れて、音出しも容易に出来るようになりました。 今までもPowerBookでの音出しはしてきましたが、このVX Pocketというのは、PCカードにキヤノンでアナログのIN/OUTと、ピン端子でSPDIFのデジタルIN/OUTがついていまして、簡単にミキサーやレコーダに立ち上げることが出来るようになりました。 実は、6mmテープを除くと、MDやMO、CD-Rなどと比較して、私のオペレート環境で言えば、PowerBook G3での音出しが一番トラブルがありません。一度も起きていないんです。実績の順から行くと、1位がPowerBook G3、2位がOTARIのDX-5050、続いてMD、CD-Rと続きます。 私はこのVX PocketとPowerBook G3のコンビに、SoundEdit 16を合わせて使用しています。 Pro Toolsは買う時にお金がかかり、買った後もヴァージョンアップで買うのと同じくらいお金がかかる。 ウルトラセブンのモロボシダンの台詞じゃありませんが「血を吐きながら続ける哀しいマラソン」ですよ、これじゃ。 今、気になるのはMotion Dive2。VJ用ソフトということですが、これ、PowerBook G3を再生機器として使用するためのソフトになってもらえないか、と、今、テストを行う計画を練っているところです。 Mac OSが8.5より古い場合は、Digigram VX 2.2.3というドライバソフトでいけますが、Mac OSが8.5より新しい場合は、Digigram VX 2.2.4というドライバソフトを使用して下さい。 このレポートに関するお問い合わせ、苦情、御感想は、 今回のレポートについて、以下の2件についての御批判を頂戴しました。 アクセスカウンターはこのところ順調に上がっているんですが、以前に比べてこの頃あまりメールを頂戴しないもんで、少々不安になっていたもんですから、余計嬉しいです。 1・VX PocketのPCカードとケーブル部の接続コネクタはあまりにもヤワすぎる。 お返事:おっしゃる通りです。私もこれを生の本番で使用するときは、PowerBookの周辺1mを立ち入り禁止にしています。それでも、接続したケーブルの自重で、接触不良が起きるのを防ぐために、上の写真では写っていませんが、角材を接続部につっかい棒のように入れて、接続部に重さの負担がかからないようにしています。 ですが今回、敢えて不安を承知の上でVX Pocketの使用に踏み切るに至った、私のMDやCD-Rへの不信感、これは上の本文中でも触れましたし、以前掲載いたしましたOTARIのMOディスクプレーヤ、DX5050でも書きましたが、その不信感がこれほどのものだ、というニュアンスで受け止めて頂ければ幸いです。 別にVX Pocketを本番で使用することを強くお勧めする積りはございません。私も今回は実験、チャレンジの積りでやっておりますし、その一方で他に何かVX Pocketに替わる、より有効な出力デヴァイスはないかと探しているところですので、もし何か御存知でしたらお教えいただきたいと思います。 いつも書いていることですが、Lunadfuegoは、非営利の実験・制作グループです。通常ならば会社の利益や信頼に関わるような、やりたくてもやれない、不可能な実験やフィールドテストを行おうというのが、このLunadfuegoの設立目的のひとつであります。 お返事:例えば私が料理人で、A社の中華鍋とB社の中華鍋の二つを持っていたとします。 私は機材を供出して一山いくらでお金を貰い、言いなりに機材を操作する「音響屋さん」ではありません。 この違いは、今後、ハッキリさせていくべきですし、ハッキリと区別されていくことでしょう。 今回のダンス公演で、SoundEdit16を編集の段階から本番まで使用して、振り付けの先生からダンサー、お客様に至るまで、SoundEdit16を使用したことに対して一切の不満・不評は出ませんでした。 もし仮に次回公演で私がProToolsを使用し、その次の公演でSoundEdit16を使用して、振り付けの先生やダンサーさんに「ProToolsに戻してくれ、お話にならない」と言われるでしょうか? センスの無い人がProToolsを持ってきて、私がSoundEdit16を持ってきて、「ProToolsの方が良い公演になった、お客様もProToolsの方が喜んでくれた」ということにはなりません。 例えばスピーカもそうです。今現在、「致命的に仕事にならない」スピーカなんてないでしょう? それから、もう一つ。 私が立体音響作品の制作でスタジオに入る時、ProToolsの操作員として、レコーディングエンジニアとは別に、マニピュレータさんを雇ってきてもらいます。確かにマニピュレータとしてギャラを取るだけあって、レコーディングエンジニアや私が到底追いつけない、目にも止まらぬマウスさばきで、手首が場所を全て覚えています。そこまでいけば十分ギャラの取れる仕事だと思います。 レコーディングエンジニアさんがそこまで出来る必要はないでしょう。レコーディングエンジニアさんは、演出家としての私のデザインを具現化してくださるのが仕事です。私は発想し、イメージし、創造するのが仕事です。マニピュレータさんが仮にミキシングが出来なくても、発想が全然浮かばなくても全く構わない訳です。 そしてプロデューサーは、それら3者にキチンとギャラを用意するのが仕事です。 |
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