舞台音響の2本の柱 音響には、大きく分けて2つの柱があります。 一つは、建築音響や電気音響。この中には設計、建設、電気メーカー、測定、そしてエンジニア、オペレータも入ります。 これを、フィジカル・アコースティック(物質的音響) といいます。 それに対し、空間や音楽、演目についてイメージし、配慮し、演出する、これらを サイコ・アコースティック(心理的音響)といいます。 20世紀はフィジカル・アコースティックが成熟した時代でした。 21世紀の音響は、サイコ・アコースティックを加えた2本柱でなければ成立しません。 技術はフィジカル・アコースティックの分野であり、演出を具現化する手段に過ぎません。よくコンサートなどで、客席に機材を積み上げてオペをしているのを見かけるでしょうが、あれはオペレータであり、我々音響演出家は、彼らに指示を与え、演出を付ける立場の人間です。
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